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みんなの質問コーナー 治療・フォローアップ編

Q.乳がんの治療には、どのようなものがあるのですか?

A.手術を中心に、化学療法(抗がん剤)・内分泌療法(ホルモン剤)・放射線・抗HER2療法(ハーセプチンetc)などがあります。

乳がんは、手術を始め、放射線療法・化学療法(抗がん剤)・内分泌療法(ホルモン療法)・分子標的治療(ハーセプチンetc)のそれぞれが非常に高い効果を示すことが分かっています。ただし、各治療単独で根治性を見出すことは非常に困難であり、これらの治療を組み合わせる集学的治療を行うことで根治性を高めていくことが重要です。

患者さんが、運悪く”乳がん”になってしまった場合でも、早期発見・適切な治療を行えば、根治する可能性を最大限まで高めることができます。そのサポートをするために、私たち乳腺科のDr・Nsが存在します。患者さん個々の病気のTypeや希望を十分にお聞きした上で治療方針を決定していきますので、お気軽にご相談ください。乳腺・乳がんについての個々の悩み・疑問にかんけクリニックはお答えしていきます。

Q.乳がんの手術って、どんな手術なんですか?

A.多くは乳房部分切除術(乳房温存)+センチネル(見張り)リンパ節生検術を行っています。

一昔前(約20~30年前)までは、乳房にできたどんな小さながんでも、乳房(時として大胸筋)全摘+腋窩郭清(腋のリンパ腺を全部取ること)が標準の手術と考えられていました。しかし、この術式により、女性のシンボルでもある乳房がなくなってしまうこと、手術した側の腕のむくみや運動障害、しびれなどが一定頻度で出現してしまうことから、可能な限り術式を縮小できないか?乳腺外科医たちの間で検討に検討を重ねてきました。こうして乳がんの術式はこの十数年で革新的な進歩を遂げ、現在では、しこりがある程度小さければ、乳房を温存する術式(乳房部分切除術)+見張り(センチネル)リンパ節生検術が世界的にも主流の術式となっています。センチネルリンパ節とは、がんが転移する時に最も転移しやすいリンパ節のことです。リンパ節はリンパ管で連なって体の奥へ通じていきます。乳がんは、転移をきたす際、このセンチネルリンパ節を最初に通って奥のリンパ節へ通じていくため、理論上、このセンチネルリンパ節に転移が無いことが分かれば、奥のリンパ節にも転移が無いことが証明されます。よって、手術中にセンチネルリンパ節を特殊な方法で見つけ出し、病理検査で転移が無いことが分かれば、それ以上の手術(腋窩郭清など)はしないことになります。この術式によって、先にお話しした腕のむくみや運動障害、しびれなどの合併症は激減しました。なお、当院ではPDE法(蛍光色素法)を用いてセンチネルリンパ節を見つけ出し、これまで非常に良好な結果を得ております。

もっと詳しく知りたい方は、お気軽にかんけクリニックまでご相談ください。

図1図:センチネルリンパ節と乳がん

 Q.先日乳がんの手術を受けました。後日、主治医から『手術後の治療として放射線治療に加え、化学療法(抗がん剤)治療も受けた方がいいよ。』と言われました。放射線治療や抗がん剤治療は受けた方がよいのでしょうか?

A.説明に納得できたのなら、主治医の先生に従ったほうが良いと考えます。

乳房温存手術を受けた場合には、可能な限り乳房への放射線照射をお受けになった方がいいと考えます。無治療時の温存乳房への再発は約7~20%と報告があり、温存乳房への放射線治療により、再発率は半分以下にできると言われています。ですから、我々は乳房温存手術と放射線治療はセットと考えています。”放射線”と聞くと、副作用や合併症が怖いという印象を抱きがちですが、重篤な合併症はほとんどありません(まれに、肺炎などを合併するケースはありますが・・・)。担当する放射線科のDrとよく相談して受けられるといいと思います。

化学療法(抗がん剤)については、手術を受けた時の乳がんの状態(病期やType)次第だと思います。質問者さんの乳がんの状態を詳細に把握しないと明確なお答えはできないのですが、全身に対する乳がんの再発を抑えるためには、抗がん剤の使用をお勧めするケースもございます。手術や放射線が乳房への局所治療であるのに対し、抗がん剤やホルモン治療は全身に対する治療であるからです。現在の抗がん剤は、皆さんがイメージされているものよりも大分副作用が軽減されてきていますが、個人差はあるため、治療が開始される前や治療中も担当のDrと良くコミュニケーションをとることが重要です。良く話をすることで、自分の病気の状態を深く把握し、抗がん剤が自分に必要か否か、判断しやすくなるのではないでしょうか?

あくまで、全ての治療は患者さん本人のメリットとデメリットのバランスで成り立っています。患者さん本人が納得できるよう説明するのが医師の役目ですから、検査や治療に対する疑問点は、一緒に解決していきましょう。

Q.手術後は、どのくらいの間隔で通院することになりますか?

A.患者さんの治療経過や状態によります。

手術後の治療内容や傷の状態などによるのではないか、と考えます。術後の補助療法が終了した後は、大体3か月おきくらいに外来に通院していただくケースが多いと考えます。ただし、必要な検査や診察は、主治医の判断にゆだねていることが多いので、患者さんによって個人差は生じてしまいます。

 

 

 

 

 

 

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