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みんなの質問コーナー 乳がんの疫学・予防編

 

Q.乳がんの危険因子には、どんなものがありますか?

A.様々なものが存在し、現在研究中です。

これまでの研究結果で証明されたもの、研究中のもの、様々ありますが、詳しくはかんけクリニックHPの”乳がん・乳腺について”の項を参考にしてください。

Q.食生活(乳製品・大豆イソフラボン・緑黄色野菜など)や嗜好品(アルコール・タバコ)は、乳がんのリスクになりますか?また、予防にはどんなものが挙げられますか?

A.乳がんのリスクとなるものも存在します。予防策としては適切な食生活と運動が挙げられます。

極端な動物性脂肪の摂取は、乳がんのリスクを高くします。一方で、大豆イソフラボンや緑黄色野菜の摂取は、乳がんのリスクを抑える可能性が高いと言われています。また、適度なアルコールの摂取は問題ないと考えられますが、アルコール摂取量が増加すればするほど乳がんのリスクは高くなるとされています。喫煙は、明らかなデータが出てはいませんが、乳がんを含めたすべてのがんのリスク因子になると考えられています。

心当たりのある方は、少しずつ制限してみてください_(._.)_。

予防としては、適切な運動が挙げられます。これは、閉経後の肥満が乳がんの発症リスクを高めることが分かっており、肥満を予防することは乳がんの予防になるという考え方です。また、現在科学的に証明はされていませんが、大豆食品や魚、野菜、果物、お茶などは乳がんの予防効果があるのではないかとされています。ぜひ試してみてください。

Q.肥満は、乳がんのリスクになりえますか?

A.閉経後の肥満はリスクになることが証明されています。

特に、閉経後の肥満は乳がんのリスクと言えます。BMI 20の女性の乳がん発症リスクを1とした時、BMI25.1以上の女性のリスクは約2倍という研究結果が示されています。閉経後は、女性ホルモンの低下により基礎代謝が落ち、どうしても肥満傾向になりがちです。バランスのいい食事と適度な運動で肥満を予防しましょう。アンチエイジング学会専門医としてよいアドバイスを提供できると思いますので、なんなりとかんけクリニックにご相談くださいね。

Q.経口避妊薬(ピル)を定期的に内服しています。ピルは、乳がんのリスクを増加させますか?

A.日本では、現段階で経口避妊薬(ピル)と乳がんのリスクを関連付けるデータはございませんが、内服される際には婦人科の専門医と充分に相談が必要です

乳がんの6-7割はホルモン依存性(女性ホルモンの影響を受けやすい)のため、ピルは理論的に乳がんのリスクを増加させそうですよね(ピルは卵胞ホルモンと黄体ホルモンによって作られているため)。しかし、現在日本で保険適応されている低用量ピルは、乳がんのリスク因子とされる根拠は存在しないため心配ないと考えます。ただし、欧米では乳がんに対するピル内服のリスクが1.24倍と報告されている論文もあるため、ピル使用の日本人に対するリスクが今後新たに報告される可能性はございます。よって、内服される際には、かかりつけの婦人科のDrと充分に相談してください。

Q.家族が乳がんの診断を受けました。自分が大丈夫か心配です。遺伝子検査など受けた方がいいのでしょうか?

A.遺伝子検査を受けることのメリット・デメリットを理解して判断してください。

乳がん全体の約5~10%が遺伝性乳がんと報告されています。
あなた自身が乳がんになりやすい遺伝子を持っているかどうかは、詳しい検査をしてみないと分かりません。この詳しい検査は、現在の日本では保険外の検査になるため、特殊な施設での自費による検査になります。

遺伝子検査をすることのメリットは、自身が乳がんになりやすいということを認識できること、自分の近親者もその遺伝子を持っている可能性があることを認識できること、それにより、適切に検診を受けたり、事前に予防的な治療を受けることができるという点です。しかし、結果を知ることで、逆に精神的にダメージを受けることもあり、必ずしもメリットとはならない点を充分に理解することも大切です。

乳がんは早期発見することで根治しうる可能性が高くなります。無理に遺伝子検査を受けず、適切な検診を受け、早期発見に努めることも重要とわたしは考えます。

Q.私は45歳です。現在乳がんの治療中です。19歳の娘がいるのですが、乳がん検診はいつから受けさせればよいでしょうか?乳がんは遺伝性があると聞いていたので心配です。

A.明確な基準はありませんが、主治医の先生と相談し、1年~2年に一度くらい定期検診を受けてはいかがでしょうか。

乳がんは、2親等までの家族には遺伝性が強く表れると言われています。そしてあなたの娘さんは、普通の方と比較して約2~3倍くらい乳がんを生じやすいと考えられます。しかし、全ての疾患には好発年齢があり、乳がんにも当然好発年齢が存在します。乳がんの好発年齢は40~50歳と言われており、年々少しずつ若くなってきています。しかし、われわれも20代の乳がんには遭遇する機会は少なく、基本的には30歳くらいから信頼できる主治医の先生を見つけて、定期検診を行ってはいかがでしょうか?個人差があるため、検査内容は主治医の先生に相談してみるとよいでしょう。ただし、乳がんになった本人含め、娘さんも心配がぬぐえないのであれば、20代から積極的に検査を受けることも決して悪いことではありません。検査を受けて安心することも精神的には非常に大切なことですからね。

みんなの質問コーナー 治療・フォローアップ編

Q.乳がんの治療には、どのようなものがあるのですか? A.手術を中心に、化学療法(抗がん剤)・内分泌療法(ホルモン剤)・放射線・抗HE…

クリニック紹介

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当院は、昭和54年『菅家外科医院』として当地に開業。平成12年からは『かんけクリニック』と改め、開業当初より一般健康診断、二次検診、生活習慣…

診療時間

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一般外来(外科・内科・消化器科・肛門科) 午 前 9:00 ~ 12:30 ※受付8:30 ~ 午 後 15:0…

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